2011年3月19日土曜日

平成23年3月18日

この時期に来て3日間の臨時休業。子どもたちは1日なんとなく落ち着かなかった。
6年生は、3日ぶりの登校でいきなり卒業式の総練習。
明日卒業式。

日に日に地震の報道のされ方も変わってきている。
復興や笑顔という+方向へとシフトチェンジしてきている。
それは、もちろん悪いことではないだろう。
でも報道というのはどれだけ事実を伝えているのだろうか。
「真実」とやらは、事実とはきっとイコールではなくて、誰かがつくり出した虚像のことなんだろう。
今見せられている「真実」は本当に事実なのだろうかなんてことを考えてしまう。

私がまだ終わっていない一連の震災報道の中でもっとも印象深いのは、
「直ちに人体に影響ない」という言葉。
この言葉ひとつとったって色々な解釈が考えられる。
正しくは「(現在の科学でわかっている範囲では)直ちに人体に影響ない(と考えられる)」ということだと思う。
確かにむやみに人を不安にすることはないけれど、わかっていることとわかっていないことを明確にすることは大事なことだと思う。

ところで、なにかことが起こると、日常の仕事なんかでもそうなんだが、ふたつの極端な人種に私は出会う。

ひとつは、「おれは、このことでみんなが知らない、こんな知識やあんな知識を持ってるんだぜ。しかも今回のことに関して、こんな卓越した見方までしてるんだぜ」っていうタイプ。
もう一つは、「おれは、本当はわかっていたんだぜ」っていう後出しジャンケンタイプ。

両極端は一致するの金言通り。

この両者は、人のためになんの役にも立てない。

他人のためになれるのは、寄り添いながらたった一歩だけ先を行く人だ。

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