2012年3月30日金曜日

平成24年3月30日

今日は一日年休。
長女が、中学校のブラバンに混じってキタラで演奏するからだ。
キタラで演奏とは、本当にいい経験だな。
幸せな子だ。

昨日は、1日教室の掃除をしていた。
次の先生に迷惑をかけないように出来るだけきれいにしたけれど、大丈夫かな。
次に入る先生は、きれい好きらしいから。
1年かけて教室に蓄積した学級文庫の運搬に、とにかく骨が折れた。
5時過ぎには終了したが口を利きたくないくらいに、へとへと。
でも、職員室ではけっこう無駄話もした。
こんなゆったりした気分で、職員と話が出来るのもいまだけだから。
もう少ししたら、怒濤の日々がやってくる。

1年間使った教室に「ありがとうございました!」と言って、頭を下げて退室。

そうそう、先日のスタートアップゼミで、私の幼稚園教師時代の教え子が参加していてびっくりした。
教え子と言っても隣のクラスの子だったが。
その子の親友の名前もすらすらと出てきて我ながらびっくりした。

普段は、人の名前が急に出なくなったりもするのだが、こういうときはすらすらと名前が出てくる。
ある人にそのことを話すと、「昔のことは意外にスッと出るものですよ」だと。

あの頃私は、未熟で、どうにもならない先生だったな。
いや、いまもだけど。
でも、その時未熟でも、教え子達と邂逅すれば、「いまもおれはいい先生になるためにがんばってるぜ!」と言いたい。
教え子達に恥じない生き方だけはしたいんだ。

2012年3月29日木曜日

第1回スタートアップゼミ無事終了

満員御礼となったスタートアップゼミ。
春休み業務リストづくりから始まって、3日間、そして授業づくり(基礎基本編、興味関心高揚編)、やんちゃ対応、ライフヒストリー、QA。
終わった感想は、足は痛い(足底筋膜炎はまだ完治せず)が、頭も心もまったく疲れていないということだ。
お集まりいただいた先生方の笑顔、そして、熱心な姿。
これから、私はパワーをいただいた。
会場にいらっしゃる皆様にエネルギーを頂き、そしてお返しした、そういう1日だったら望外の幸せ。

セミナーで話をして伝わることは、実は全体実践の30%くらいだと思っている。
だから意味がないのではなくて、30%でも伝えるというのが、実践研究家のつとめだと思っている。
そのため、今回は多角的に講座をしたつもりだ。

2回目はやるかやらないかわからないと、事前にスタッフに言ってあった。
でも、終わってすぐに実は2回目をやろうと決めた。
自分に自信があるわけではなく、世間様が求めて下さっている間は、させていただこうという思いなのだ。
お客さんが、いないのならすぐ辞めればいい。
でも、いらっしゃるうちは、やらせて頂こう。

セミナーは、集まって下さった先生方のお陰さまで出来たのだけれど、私は、スタッフの力が大きかったことを実はよく知っている。
同僚の先生方に丁寧に声をかけて下さったサークルのスタッフに心から感謝したい。
私程度の実践家の会に、40名の先生方が来て下さったのは、まさにスタッフの声かけがあったから。
そして当日の運営も。
本当に気分良くさせて頂いた。
ありがとう!

第2回2学期スタートアップゼミは8/18(土)を予定している。
学芸会発表と知的な授業。この2本立てはいかが。
やっぱり、行事と授業の狭間で子どもたちがグンと伸びる時期だから。

授業は、「日常の授業」がある程度の水準を保っていることも大事だけど、「先生の授業楽しい」「今日学校に来て良かった」っていうような、「非日常の授業」がないとダメ。
「日常の授業」は、生きる術になる。
「非日常の授業」は、生きるエネルギーになる。
生きるって楽しい、生きるって素敵、そういう授業がないと教室はただの暗い箱になっちゃう。


2012年3月28日水曜日

平成24年3月26日

1年が終わった。
卒業担任ではなかったから、子どもとの涙の別れはなかった。
ただ、胸のあたりがきゅっとなるような思いは強くあった。
協力的な保護者や、子どもっぽいけれど、心根の優しい子供達との1年間は、実に有意義だった。
新しい課題や、初めて出会う状況に、その都度、楽しみながら取っ組み合ってきた。
ずいぶん、色々なことに余裕を持ちながら、対処してきたなという感じでいる。
たぶん、年齢がそうさせるのだろう。
経験だけが価値あるものではないけれど、経験を馬鹿にしてはいけない。
一度歩いた道かもという既視感は、人を落ち着かせる。

子どもたちに、「4の3とはどんなクラスだったか」「山田先生はどんな先生だったか」という作文を最後に書いてもらった。

胸にこみ上げてくる思いが……。

子供達が私に影響を与え、私もまた彼らに人生における、ささやかな影響を与えたようだ。

とても、とても、人間的な1年だった。

2012年3月17日土曜日

平成24年3月16日

学級閉鎖あけ。
やっぱり子どものいる教室はいい。
 当たり前だけど、当たり前じゃない。

 アマゾンで新刊の受付が始まった。 さくら社既刊の2冊ももちろん良い本だが、新刊はかなり満足のいく本。
 説明を真正面から取り上げた。
 私はこの本に関して、次のように呟いた。

(ツイッターより引用)

 「説明」に関する本を書きました。3月中旬には発刊の予定です。

「説明」を、私は「指示あり」と「指示なし」の端境期の指導として位置づけました。

 指示をどうするかという本は、たくさんあります。たしかに指示の悪さによって、荒れている教室もあります。

しかし、指示がうまくなったからといって、子どもが育つかと言えばそうではありません。 むしろ、指示しなくても行動できる子を育てたとき、教師は教師としての仕事を果たしたことになります。

 つまり、「指示なし行動できる子」を育てたときですね。

 でも、「指示あり行動」の状態から、「指示なし」状態にまで移行させる方法論が、はっきりしませんでした。

 そこに存在するのが「説明」だというのが私の主張です。説明を良くすれば、「自ら考え行動する子」が育てられる可能性があるというのです。

(引用終了)


 異動、退職が発表になった。 定年退職をされる方もいれば、体調を崩されておやめになる方もいる。
 教師には色々な終わり方があるものだなあと思う。
でも、実は、退職しなくても、教師として終わってしまっている方もいるのだと思う。 次への情熱を失ってしまったとき、仕事としての教師は続いているが、生き方としての教師はとっくに終わっている。
 教師は仕事であり、生き方。
そして、生き方を見せる仕事なのだ。

2012年3月16日金曜日

新刊予約開始

『発問・説明・指示を超える説明のルール』(さくら社) 単に短くわかりやすく話すというだけでなく、教師を子どもとの関係性に依存しすぎるのでもなく、また表層の技術論でもない説明の技術を明らかしようというのが本書のねらいです。

2012年3月13日火曜日

平成24年3月12日

3.11は、地震の起きた時刻よりも5分ほど過ぎてから黙祷をした。
テレビは見ず。
あの日、学校でも長く揺れがつづき、子どもたちをその場にしゃがませたこと、窓や電灯から離れるよう指示したことを思い出しながら。
何度か、フェイス、ツィ、ブログ等に何か書こうとは思うが、結局なにも書かず、普通の日常を送った。それが罰当たりだったら、ごめんなさい。
でも、フツーに哀悼の意を示すというのが、結局私の過ごし方だった。

編集者から連絡が入る。
『発問・説明・指示を超える 説明のルール』(さくら社)は、3/22に書店に並ぶ予定。
さくら社の本は、取扱店が限られているのでご注意を。
http://www.sakura-sha.jp/shop/shop.html
また、さくら社への直接のご注文はもちろん、アマゾンでの購入ももう少ししたらできるはず。
さくら社 http://www.sakura-sha.jp/

黎明書房の編集者さんがずいぶんがんばってくださって、結局、こちらは4/4発刊となる。
『教師に元気を贈る56の言葉』
この本には、ちょっと恥ずかしいけど、自分の失敗をできるだけエピソードで挿入した。
山田の赤裸々な実践や考え方を書き込んだ。
加工しない「ナマ」の私が読める。(え、読みたくない?)

昨日は、2回目の学級閉鎖となってしまった。
それで1日ばたばたと過ごした。
時数としては大丈夫だが進度がまずい。
作戦を立てなければ。

大きな仕事のミスもあった。
すぐに管理職に報告、対応策を仰ぎ、即対応。
今のところ、苦情なし。
ミスなんて必ず起きる。
特に、私みたいなおっちょこちょいは。
42年間生きてきて学んだことは、ミスしないことというより、ミスしたときにどうするかということの方が多い。


2012年3月10日土曜日

平成24年3月9日

1週間が怒濤のように過ぎていった。学級閉鎖の3日間を取り戻すための1週間という感じだった。子どもたちの成長に目を見張る場面もある。
担任をしていると、行事の時がとにかく嬉しいなあ。

この春出版の本の執筆関係は、すべて私の手を離れた。
1冊は、さくら社から『発問・説明・指示を超える 説明のルール』。
『対話術』は受けて返す技術。
この『説明のルール』は、こちらから投げかける技術。
この2冊で、授業中のやりとりに関する多くの部分をカバーできる。
3/20には本が出来上がるから、そのころぜひネットの本屋さんや町の本屋さんをのぞいていただきたい。
ちなみに、『対話術』『タイプ別上達法』ともにネットでまだまだ売れているとのこと有り難いことだ。

そして、もう1冊は4/7発行で現在調整中だ。
大野さんとのADVANCEゼミに間に合わせてもらえるようお願いしている。
もう少ししたら書名もお伝えできると思う。

健康についてこの頃考える。
自分がインフルエンザになったり、足や肩の病気になったせいだ。
自分と同じくらいの年回りの方々が、大きな病気になったり、体調を崩されているということを、見聞きする。
自分はまだまだましな方だなあと思う。

来年度の声が聞かれる今日この頃。
少しずつ自分も来年のことを考えつつ仕事をしている。
来年度のポジションに尋ねられることが、これくらいの時期に毎年あるのだが、私の返事は次の2つだ。
希望を問われれば「どこでも一生懸命やります」。
意見を求められれば「私には言えません」。
我欲なんておさえてもにじみ出てくるものだが、ひたすら凪いだ気持ちで、この時期をやり過ごしたい。


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