2012年3月28日水曜日

平成24年3月26日

1年が終わった。
卒業担任ではなかったから、子どもとの涙の別れはなかった。
ただ、胸のあたりがきゅっとなるような思いは強くあった。
協力的な保護者や、子どもっぽいけれど、心根の優しい子供達との1年間は、実に有意義だった。
新しい課題や、初めて出会う状況に、その都度、楽しみながら取っ組み合ってきた。
ずいぶん、色々なことに余裕を持ちながら、対処してきたなという感じでいる。
たぶん、年齢がそうさせるのだろう。
経験だけが価値あるものではないけれど、経験を馬鹿にしてはいけない。
一度歩いた道かもという既視感は、人を落ち着かせる。

子どもたちに、「4の3とはどんなクラスだったか」「山田先生はどんな先生だったか」という作文を最後に書いてもらった。

胸にこみ上げてくる思いが……。

子供達が私に影響を与え、私もまた彼らに人生における、ささやかな影響を与えたようだ。

とても、とても、人間的な1年だった。

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