2011年2月18日金曜日

平成23年2月16日

さて、今週末の土曜日は久々の教師力Brush-upセミナーということになる。
詳しく分からないが、3年ぶりくらいの登壇ということになると思う。色々な事情があって、私は北フェスの活動に専念させていただくことになった。という経緯を考えると、ブラッシュに再び呼んでいただけることがほんとうにありがたい。ただ、勝手な事情で脱退しただけに、申し訳ないなあという気持ちもかなり強い。その上、ブラッシュは超理論派集団でもあるし、所見やら最終学活で何を語ったかなんていうエグい企画もあって、かなり緊張している。できれば、サボってしまいたいような弱気でいる。とにかく、緊張だけはしている。「だけは」というのは、
「準備はしていない」ということを暗に示している。(笑)

最近、こんなじいさんになりたいなあって思う。
若いやつが生意気なことを言っても、静かにほほえみをたたえながら、梅干しを口に放り込みながら、お茶を飲んでいるという。
いろんな人と話していて、最近私の口からよく出る言葉がある。
「偉くなっても、人に気を遣わせるような人にはなりたくないなあ」
これである。偉くなるか、どうかは別にしても、そういう気持ちでいる。
とはいえ、すでに、私のサークルの北フェスのメンバーは、かなり私にものを言いづらいはずだ。私の授業や講座がまずくっても、「へたくそ」とは言いづらいし、「代案を…」なんてもっと言えないだろうなあと思う。そういう集団だと、彼らにとっての意味はあるかもしれないが、私にとってはあんまり意味がないなあなんて思う。なんせ、彼らは口で私を褒めながら、内心「ああ、これは失敗だなあ。こうすればいいのに」と思って、私は自分の間違いに気づかない……という状況が起こりうるわけだから。
だから、私は、サークル外の研修会に登壇させてもらっているのだと思う。そういう緊張する場に自分を置かなければ、私の成長なんて無いんだから。私は自分で自分に気づくしかない。

さて、3月18日刊行予定の本の「はじめに」「おわりに」について、編集者さんからOKが出た。この編集者さんとは、前著に引き続き2冊目のおつきあいということになる。私自身が「ここは上手く書けてないなあ」って思うところは、必ず向こうでもチェックを入れてくるという妥協のない、優秀な編集者さんだ。こういうのが本当にありがたいなあと思う。
私は、いま自分に注文をつけてくる人を猛烈に求めているのだと思う。でも、注文といっても私は、叱られるのが大嫌いだし、否定されるのも苦手。基本的に気が弱い。そのくせ、誰かに指摘されると、「おれは自分でも気がついていた!」なんて思うタイプで、手に負えない。(笑)その点、この編集者さんは、私の事がよく分かっていて、言い方もかなり私に合わせている(と思う)。そういう点も、たいへん感謝しているし、さっすがの編集者さんだなあなんて思う。
ともあれ、今回も、編集者さんにとっても、私にとっても妥協のない本になった(まだ印刷されてないけど)と思ってる。正直言うと執筆最中は、かなり自信がなかった。でも、ゲラが刷り上がってきて改めて全体を読んでみると、これから何冊書けるかわからないけれど、とにかく私の代表作といって良いだろうなと確信している。それくらい今回も絞りきったという感じだ。

あと絞りたいのは、体重と、緩んだ体だけという感じ。

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