2014年3月7日金曜日

『THE 新採用教員 小学校編』発刊

 「先生,たいへんだべ。まあ,イッパイやろうや」
 「先生,先生に期待してることは子どもと遊んでくれることだけだ」
 私が新採用当時,家庭訪問の折に実際に聞いた保護者の言葉だ。若い先生には信じられないかもしれないが,かつてこうした牧歌的な時代があった。
 新採用教員にとっては,「学校のいま」は苦難の時代と言ってよいだろう。新採用には1年間担任を持たせないという措置をとっている一部自治体がある一方で,まだまだ「採用即学級担任」はオーソドックスな人事である。
 新採用教員は,4月1日に初めて学校に行くと,その5日後には学級担任として子どもの前に立つ。その上,経験豊富な教員と同質の指導が求められる。現代の学校では,「新採用だから……」というキャリア的なモラトリアムは認められない。思い悩み,もがく新採用教員も多い。
 しかし,その一方でベテランから見ても舌を巻く学級経営をする新採用教員もいる。また,初年度は苦労をするが,その後はめざましい成長を遂げる教員も。その違いは何であろうか。
 私は思う。「『教師』となるための通過儀礼」をくぐり抜けることと,「一生を通じて成長し続けるための『教師の習慣』」を早い時期に身につけることが必要だ,と。それらを本書では各世代の先生にご開示いただこうと思う。


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